ベストセラーにもなった「嫌われる勇気」。
TVドラマ化もされるなど、たびたび話題に上がるようになりました。
そのベースとなった「アドラー心理学」。
言葉くらいは見聞きしたこともある人も増えてきたのではないでしょうか。
そのアドラー心理学を子育てに応用することによって、
「イライラ」が軽減したり、子どもと親の自立を促せたり
といろいろいいことがありそうなので調べて見ました。
「イライラ」が軽減したり、子どもと親の自立を促せたり
といろいろいいことがありそうなので調べて見ました。
「課題の分離」や、「勇気づけ」など子育てのヒントもたくさん未読の方はこの際にチェックしてみては
まずは、
子育てにも応用できる「アドラー心理学」とは?
そもそも、「アドラー心理学」ってところから始めましょう。
アドラー心理学の特徴は、「すべての悩みは対人関係の悩みである」とした上で、フロイト的な原因論を根底から覆す「目的論」の立場をとるところにある。出典:『アドラー心理学とは?』
つまり、かの有名なフロイトさんは
「〇〇という原因があるから△△という状況が生まれている」
と考える、
のに対して、
アドラーさんは
「△△という状況が生まれているのは自分で選んだからだ。
もっと言えば、△△という状況を自分に認めさせるために(自分で)〇〇という原因を持ち出している」
と考える、みたい。
だから、
こうしてトラウマを否定するアドラーは、人生(生き方)とはいつでも選択可能なものであり、
過去にどんなつらいことがあったとしても、これからどう生きるかには関係がない、と唱えた。
人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎない。
いま幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもないし、お金でもないし、恵まれた環境でもない。
変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないのだ。それがアドラーの主張だった。出典:『アドラー心理学とは?』
これが基本的なアドラー心理学の考え方。
叱らない。褒めない。勇気づける
んじゃ、自分の人生の決定権は全て自分にあるって考えるのがアドラー心理学の基本な考え方だとして、
それをどうやって子育てに応用するといいのかって調べて見ると、
「叱らない。褒めない。勇気づける。」
これらしいです。
はい、次行ってみよー。
その前にもう一つ、アドラー心理学を子育てに応用して行く際の、基本的な考え方があります。
「あらゆる縦の関係を否定し、全ての対人関係を横の関係とすること」
もちろん、これは親子関係でも同じ考え方です。
人生経験が多い少ない、筋力・走力などの違い、などなど違いはあっても、
子どもはそれぞれの人格を持った人間なので、
子どもはそれぞれの人格を持った人間なので、
「違いはあっても、対等」
これがベースになります。
この考え方をベースに「叱らない。褒めない。勇気づける。」子育てをもうちょっと理解していきますか。
アドラー流子育てのポイント1「叱らない子育て」
叱らない子育ての最大の目的は、
子どもを支配しようとしない、操作しようとしないということ。
叱るという行為には、他者への操作の意味合いが強く含まれます。
自分の思い通りに動いてくれない → 叱る → 自分の思い通りに動かす(操作・支配)
それを子どもにやっちゃうと、
子どもは叱られたくないから、叱られないような行動をとるようになりますね、当然。
それは、判断の基準が「親(他者)の評価」になって、
自分ではなく他者を基準として行動するということにつながっていきます。
自分ではなく他者を基準として行動するということにつながっていきます。
人の評価ばっかり気にしている子どもになっちゃいそうですね〜。
そもそも、コントロールしようとする以外に叱る必要ってあまりないのかもしれないですよね。
子どもとの関係も対等だと意識すると、出来ていないことが見えてきたら、
アドバイスしてあげればいいことだし、そのアドバイスを聞くも聞かないも子どもの自由ですよね。
(別にイライラする必要はない、困るのは子ども。自分じゃない。)
コントロール(支配)しようとするから、思い通りに動かずに
「イライラ」
↓
「叱る」
↓
結果、思い通りに動かす。
「イライラ」
↓
「叱る」
↓
結果、思い通りに動かす。
ってことになってるかも!?
そもそも叱る必要がないことが、わかったら
「イライラ」する必要もなくなってくる、という理屈。
「イライラ」する必要もなくなってくる、という理屈。
どうでしょう?
納得していただけますか?
はい、次行きます。
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アドラー流子育てのポイント2「褒めない子育て」
叱らない、はなんとなく理解がスムーズかと思いますが、
褒めてもダメだなんてインパクトありますよね。
褒めてもダメだなんてインパクトありますよね。
どういうことでしょうかね。
褒めるということも結局は、縦の関係からくる行為であるわけです。
「能力のある人が、能力のない人に下す評価」なので、
無意識でも上下関係が刷り込まれて行く。
無意識でも上下関係が刷り込まれて行く。
新入社員が大型契約を取ってきた先輩社員に
「よくやったね、エライエライ」って言わなくないっすか、笑。
「よくやったね、エライエライ」って言わなくないっすか、笑。
完全に上下関係が成立している行為ですよね〜。
褒められた子どもは、また褒められたいから頑張る。
褒められることを目的として行動するようになる。。。
褒められることを目的として行動するようになる。。。
つまり、
意識しようとしまいとも、行き着く先は「叱る」と同じ、
ってことです。
意識しようとしまいとも、行き着く先は「叱る」と同じ、
ってことです。
子どもを完全な「個」として認めて、(なるべく)横の関係を築こうと意識する。
「褒めもしないし、叱りもしない。」
これは、自分の人生を生きるために、他者の評価などあまり気にせず、
自分を基準に自分の人生をいきていけるようにする、ある意味しつけなんだって考えることもできるのかな
自分を基準に自分の人生をいきていけるようにする、ある意味しつけなんだって考えることもできるのかな
って個人的には思いました。
アドラー流子育てのポイント3「勇気づける子育て」
「褒めもしないし、叱りもしない。」
その代わりに行うのは、共感をベースとした「勇気づけ」です。
子どもに、素直に感謝の感情や思ったことを伝えて流こと、それが「勇気づけ」です。
何かお手伝いをしてくれたら、
「エライね!」ではなく、
「助かるわー」「ありがとね」といった自分の素直な感情を伝えることです。
「エライね!」ではなく、
「助かるわー」「ありがとね」といった自分の素直な感情を伝えることです。
それは、「他者への貢献」から実感できる、自分への価値について自己認識を促すことができます。
ここ、ちょっと難しいですよね。
関連記事:褒めないで勇気づけ?具体例を挙げて説明してみました
つまり、他人の評価で自分の価値について理解するのではなく
他者への貢献から自分の主観で自分の価値について理解することが重要ってこと。
自分の価値には自分で気づかないといけないっとことですね、こりゃ大人でも一緒ですね。
「子育ては、自分育て」そんな感じもありますよね。
もう一つ、勇気づけの大切な要素として、
「共感」
があります。
評価をしなくても、やったことを一緒に共感してあげるだけでも、
子どもは自分か認められていることを感じてくれるようです。
子どもは自分か認められていることを感じてくれるようです。
「勉強終わったんだ」「自分で用意できたんだね」結果を口に出して共感してあげるのがいいようですね。
もし、褒めてあげたいような状況が起こった時は、ぜひ「 I(アイ)メッセージ」を使いましょう。
「パパは上手だと思ったよ」
「〇〇してる□□ちゃんを見ると、ママはすごく嬉しい」
「〇〇してる□□ちゃんを見ると、ママはすごく嬉しい」
といったような、評価ではなく、私はこう感じたってことを伝えてみましょう。
できることからはじめよう!
いかがでしたか?
理解できたこと、まだしっくりと落とし込めてないこと、色々あるでしょうが、
全部を完璧に実践しようとするのではなく、
子どもも「個」の存在なんだからなるべく横の関係を築けるようにしよう、と意識したり…
イライラしてきたら、支配しようしてないかと思い返してみたり…
できることからはじめて見るのがいいのではないでしょうか!
もちろん、子育てに正解などないですが、何かの参考になれば幸いです!
ってか自分の子育てにも活かします!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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