「一人っ子だと、ワガママに育ちそうで心配」
「一人っ子なので兄弟ケンカする機会が少なくなるので、メンタルの弱い子になってしまわないか心配です」など…
一人っ子って、ネガティブなイメージが強くないっすか?
一人っ子は本当にそうした傾向があるの?
我が家も一人っ子なので、ネカティブなイメージも多い一人っ子の子育てについて調べてみたら、
むしろメリットの方がたくさんあったのでまとめました!
結論から言うと、ひとりっ子もいいよ!
一人っ子わがまま説なんて根拠なし!メリットたくさんの一人っ子の子育て!
一人っ子の親の悩みでよく出てくるのが、
「一人っ子はわがまま」「競争心がない」「協調性にかける」
といったイメージす。
でも、
明治大学文学部教授で教育カウンセラーでもある
諸富祥彦先生は著書で、
「一人っ子がわがままである」、といった事実を実証した研究はありません。引用:「ひとりっ子の育て方」WAVE出版
と言っています。
なんかあった時に、私たちママパパ側が「一人っ子だからかな」と結びつけて考えてしまっていることの方が多いようです。
一人っ子というのは、子供が育つうえでの環境要素の一つでしかありません。
たくさんある一人っ子のメリットを私たちパパママが理解して、子育てに活かしていきましょう!
たくさんあります!一人っ子の子育てメリット
愛情を独占できるので、自己肯定感が高い
まず、一人っ子の最大のメリットは、
親の愛情を独占できること。
世の中に自分のことが大好きな人間が二人(ママパパ)もいる、
もしくはシングルだとしても親の愛を一人で独占できることは、精神的な余裕をもたらします。
心が安定しているのは
一人っ子のメリットとなります。
この親の愛情を独占できるというメリットは、
同時にきょうだい間の劣等感「他の兄弟に比べて愛されていない」などと感じて
自己否定の感情をずーっと抱き続ける、人生最大の不幸のリスクを自然と回避できます。
ちまたには、
- 兄弟がいることを羨ましく思ったこともあるが、親が相手をしてくれていたので寂しくなかった。
- 一人っ子で寂しい思いや辛い思いはしたことはない。自分にとっては一人っ子が当たり前だったので。
失敗しても、くじけない人間に育って欲しいと願っているなら、
何事も基礎が重要ですので、一人っ子のママパパは、
そのメリットをしっかり理解して、思いっきり子育てに活かしてください。
お出かけが気軽
金銭的にっていうのはもちろんですが、子供が2人以上だと移動が大変。
自家用車で行けるところならなんとかなりそうですが、子供向けのイベントも多い都内へのお出かけなどだと、大変。
2人以上だと子供が小さいうちはママだけでは厳しいっすよね。
うちは一人っ子ですが、寝ちゃった時の抱っこして荷物持って乗り換えなど…は、男でも大変です。
でも、
公園へのお出かけや自然遊びなどは子どもの発達にも良い影響を及ぼすので、気軽にお出かけできるのは、一人っ子のメリットと言えますね。
あとは、1人だとお出かけも親1人で十分な時もあります。
なので、
たまーに息子と2人でお出かけすると、その時間ママはゆっくり1人の時間を作ることができますよね。
我が家は、遠出とかはもちろん家族のイベントとして3人で行きますが、ちょっとした近場のショッピングモールへのお出かけ程度なら、
わざわざ3人で出かけることはせず、どちらかが子供とお出かけして、もう1人はその時間を自分の自由時間として活用するようにしています。
金銭的に余裕が持てる
お出かけのところでも出ましたが、子供にかかるお金はどうしたって「¥×人数」。
2人になれば2倍だし、3人になれば3倍。
しかも、今や子どもを1人育てるのに2~3千万円は必要と言われる時代になりました。
それが×1であるのは正直、メリットと言えるのではないでしょうか。
共働きでも稼ぎ口は2箇所(ママパパ)。
それで、1人を育てるのと2〜3人(多い家族だと5人!?とかもいますよね)を育てるのでは、全然違うし、
コストという観点からいうと少ないのに越したことはないです。
自分の子供の頃と比べる(私は2人兄弟です)と
着るものとか見ても少し余裕があるのかな〜って感じです。
想像力や創造性が育つ
一人っ子のデメリットとしてあげられることも多い「競争心のなさ」。実は裏を返すと、「クリエイティビティが育ちやすい」とも考えられるのです。
競争心ばかりだと、「自分のつくりたいもの」より「きょうだいよりパパママに評価されそうなもの」を
つくりがちになり、本当の意味でのクリエイティビティは生まれにくくなります。
これからの子供たちが生きる時代は「情報飽和」の時代です。
他の人の評価を気にした「ふつう」のものは世の中に溢れるので、
価値はつかなくなります。
それよりかは、自分の良さをわかってくれる1人に向けて個性的なクリエイティビティを発揮することが、重要になってきます(というかすでになってきています)。
また、
一人遊びの時間の多さもよく心配されるようですが、
やはりこれも「クリエイティビティの成長」にはプラスに働きます。
ブロックなどを作っていても、邪魔されないし、
ゆっくり1人で思考や空想を自由にめぐらせてから、表現することが可能です。
一人っ子子育てのデメリットはないの?
メリットとデメリットは表裏一体だと思うので、
メリットの裏にひそむデメリットについても少し。
周りからの期待が大きくなる
少子化と言われている昨今、
一人っ子になると、
必然的に親や祖母、親戚などからの
「期待」のかかる割合は、高くなります。
気づかないうちに、
プレッシャーになっていないように気をつけたいですね。
競争心が弱くなる
持って生まれた性格にも寄ると思いますが、
一人っ子で育つという環境要因として、
兄弟が多い家庭育つ子どもより、
競争する経験はどうしても、少なくなります。
他人を押しのけてでも、
「勝ちたい!」「手に入れたい!」などの
ガツガツ系のメンタルは育ちにくいかもしれません。
空気を読みすぎる
一人っ子は、大人と接する機会が多くなってきます。
多くの大人に甘えられる反面、子どもの社会ではない雰囲気をよみとる力を身につけたりもします。
それ自体は、メリットにもなり得ると思いますが、「ほめられるため」「おこづかいが欲しくて」などの理由から、
空気を読んで、「いい子を演じる」のが普通になってしまい、
気持ちを抑えた方が得する環境に近いともいえるでしょう。
一人っ子子育てには、メリットがたくさん!のまとめ
実際に、一人っ子子育て中のとーちゃんが、調べたことと自分の経験を交えて、メリットをご紹介してきました。
- 面倒なきょうだい喧嘩がない
- きょうだいで比較されることがない
- 遺産相続でもめない
- 物心両面で満たされているので「ずるさ」がない素直な子に
- 食事も取り合いにならずマイペースでオッケー
- 親だけでなく祖父母の愛情も豊かに育つ
- 時間的なゆとり(準備を待ってあげられるなど)
- 経済的なゆとり(教育資金など)
- 精神的なゆとり(失敗を許容できるなど)
- 愛情を充分に注いであげられる
- パパママの育児の分担によって自分の時間をつくりやすい
まとめるとこんな感じで、
ネガティブなイメージの強い「一人っ子の子育て」についてメリットをご紹介してきました!
今回言いたかったことは、
「メリットこんなにあるんだからさ、デメリットばっかり見ててもしょうがないじゃん」
ってことです。
どうしても、きょうだいが欲しかったら、できるように準備すれば良いだけだし、
なにか理由があって「一人っ子」だったとしたら、それを悲観していてもしょうがない。
そりゃ、きょうだいがいる子に比べたら人間関係の構築とかのスキルは劣る(可能性もある)のかもしれないけど、
別に家庭内だけで子育てしなきゃいけないわけじゃないし、同年代やお兄ちゃんや弟世代のお友達と
たくさん遊ばせる機会をつくるなど、ひとりっ子でもできることはたくさんあると思います!
なので、
ちょっとでも「一人っ子で(子供に)悪いな」なんて思っているんだとしたら、
そんな考えとっとと捨てて、変えられないことで悩むより、改善できる点を探すようにして、
とにかく、
楽しい一人っ子子育てライフを楽しみましょう〜♪
私も絶賛子育て中ですので、ぜひご一緒に!
参考図書