こんにちは、ヨッチ(@tocyanlab)です。


「子どもが、冷めていてやる気を感じない」
「子どもが、何を考えているのかわからなくなってきた」
「子どもが、言われたことしかやらなくて困る」

とか悩むことありませんか?

人は、自分がやりたいことのためなら、自ら動く。そしてやりたいことをできるからこそ、力を発揮する

この原則を理解し、子育てに応用することができれば、
子どもが「自分の夢に向かってまっすぐ進む」ことを
サポートできるパパになるでしょう。

やっぱり、
子どもには「イキイキとやりたいことやって、生きていってほしい」と
思いますよね。

あまり押し付けたくないけど、
子どもには、こうなってほしなーという理想は、
多くのパパ(ママ)が持ってるんじゃないかなと思います。

私の場合、

  • 子どもが自ら考え、行動できる人間になる
  • 子どもが情熱をかたむけられる事を見つけ、そこに没頭できるようになる
  • なんてことを考えながら、
    日々の子育ての中での「声かけ」や「接し方」を調整しています。
    もちろん、試行錯誤しながらですけどね、笑。

    今回読んだ「若手を動かせ」は、
    ジャンル的には「ビジネス書」だと思いますが、

    私的には、子育てのヒントがたくさんあったので、
    自分の視点から「子育てに役立つポイント」に変換して、まとめてみました!

    “子どものやる気”を育て、動かせるようになって、子どもと一緒にパパも成長!

    まずは、今回読んだ「若手を動かせ」について

    「若手を動かせ」中村トメ吉 OCEAN TOKYO代表

    著者の中村トメ吉さんは、

    1984年栃木県生まれ。
    メンズに絶大な人気を誇るトップ美容師として活躍したのち、若い男性顧客をメインターゲットとしたOCEAN TOKYOを立ち上げる。

    社員を「やる気」にさせる独自の教育法を用いて平均年齢23.8歳の会社にも関わらずまたたくまにマスコミが殺到する人気店に育て上げる。

    「OCEAN TOKYOの若手スタッフの発信ひとつで、日本のメンズの流行が変わる」
    といわれるほどの人気を築き上げ業界内外で社会現象を巻き起こす。

    爆速の成長を牽引するその教育手法はほ大きく注目され、
    「最速で若手を育てるプロ」として数々のメディアで特集される。

    その中村トメ吉氏の初の著作が「若手を動かせ」である。

    ということです。

    さて、
    本書の中では「若手」とは10〜20代の男子のことを言っていますが、

    スマホが当たり前だったり、
    娯楽が、テレビじゃなくてYouTubeだったりと、

    完全に自分とは違う時代を生きている、自分の子どもをみると、
    自分たちの考え方やアドバイスがすべて正しいとは言いきれないなぁ感じます。

    なので、
    子どもをいちばんの「若手」と捉え、
    本書の中の「若手」を「子ども」に置き換えて考えてみたところ、
    「子育てにもめっちゃ活かせんじゃん!」となったので、
    今回子育て本としてご紹介します。

    さてさて、

    いちばん最初に出した悩み、
    「子どもが冷めている、やる気がない…」
    とほんとうにあなたがそう感じているなら、、、

    その原因は、パパ(ママ)さんの導き方にあるかもしれませんよ。

    今の若手(子ども)は決して冷めてもいないし、やる気がないわけでもありません。
    ただ、自分のほんとうの気持ちを表に出すことに慣れておらず、
    本音を吐き出す相手や、やる気を出す場所を見極めている
    だけです。

    家族だからと過信せず、
    しっかりと子どもと信頼関係を築き、

    子どもを理解し、促すことができれば、
    子どもは自らの意思で、成長していくことでしょう。

    パパさんも、いちばんの若手である子どもの成長を促すことができれば、
    仕事でも若手を味方につけ、事業を前に進める推進力を手に入れることが
    できるようになるのではないでしょうか。

    【若手(子ども)の動かし方】子どもの気持ちを理解する

    子どものやる気をうまく引き出せない、
    と思っているパパは何が間違っているんでしょうね。

    間違いがちなこととしてはこんなことです。

  • 「ごほうび」や「ほめる」だけでやる気をひきだそうとしている
  • パパやママの経験則による「ルール」や「マニュアル」でしつけを行なっている
  • 常識や社会的価値観を押し付け、それに沿った行動を強要する
  • このやり方は、まさに私たちの子供時代の指導法、
    つまり一昔前の古いやり方です。

    なぜ間違っているかというと、
    もうすでに時代は変わってきているからです。

    今の子どもたちは、モノに不自由してきていません。
    そして、生まれた時から情報過多の時代を生きてきています。

    モノも情報も有り余った時代で生まれ育ってきている。
    そもそも、いろいろなものに餓えていないので、

    冷めているように、やる気がないように、
    見えているのではないでしょうか。

    でも、そんなお子さんでも、
    何かに夢中になった時の集中力はすごくないですか?

    我が家の息子なんかは、

    アニメなんか見ていると、
    話しかけても聞こえてないし、

    アスレチックなんか連れて行くと、
    完全に自分の世界に入り込んで自分のことを実況しながら、

    「お前ならやれる!」とか言いながら、
    コースをクリアしていってましたね。。

    では、ここには何があるのか。
    本書では、「情熱」と表記されていますが、
    この記事では、子ども向けに変換して考えているので、

    もうちょっと前段階の、
    情熱をかたむけられる「興味・関心」とします。

    ここで重要なのは、
    パパママが「興味・関心」持って欲しいものではなくて、

    子どもが「興味・関心」持ったもの
    ということです。

    子どもの「興味・関心」を正しく理解し、
    それを自走させるための燃料にすることが、
    まず最初に取り組むべきことなのです。

    人は、自分のやりたいことのためなら自ら動く

    【若手(子ども)の動かし方】子どもをやる気にさせる5段階

    書籍では、若手を動かす鉄則は21あります。
    興味のある方は、本を読んでもらうとして。

    その中で、子育てに参考になると思った、
    最重要部分のみ抜粋して、5段階にまとめました。

    それは以下の5つです。

  • 目標を自ら決めさせる
  • 目標を宣言し、周知させる
  • 目標達成後をイメージさせる
  • 第1歩目から途中までは全力サポートする
  • 道の半分にさしかかったらひとり立ちさせる
  • 具体的には、


    若手(子ども)の目標やゴールとなるものを明確にし、それを実現するためのサポートをし、背中を押す

    ということです。

    5つのポイントは以下の通り、

    ・目標を自ら決めさせる
    →目標はあくまでも自分で決めさせる。「人は自分のやりたいことに対しては積極的に動く」

    ・目標を宣言し、周知させる
    →目標を周りの人間と共有することが重要

    ・目標達成後をイメージさせる
    →成功のイメージややることの意味が理解できるとモチベーションになる

    ・第1歩目から途中までは全力サポートする
    →背中を見せて教える時代は終わった。目的を共有し、寄り添い、導いてあげる。

    ・道の半分にさしかかったらひとり立ちさせる
    →サポートはあくまでも半分まで、目標に対して動きはじめたら、任せる。

    この心がまえの上で、
    上記の5段階をふんでいくと、
    子どもは自らの力で成長していく人間になるということなのです。

    「子育ては親育て」、子育てを通じて自らも成長していく

    書籍では、

    「若手を動かし成長させようとするということはそのまま、あなた自身の成長になる」

    とも書かれています。

    これは、著者の経験によるもので、
    若手を成長させたいと思ってその問題に真剣に向き合ってきたからこそ、

    お客が殺到する人気美容室となることができたし、
    カリスマ美容師から、カリスマ経営者とステップアップし、
    自身の夢の形もどんどん大きくなっているといいます。

    私自身も、子育てを通じて、
    自分で怒りの感情をコントロールできるようになりましたし、

    自分がこの歳になって、若いうちに知っておけばよかったと思う、
    将来設計や、前は苦手だった「お金」のことも勉強するようになりました。

    先ほど話した、5段階を実施するにしても、

    子どもの興味関心が、今まで自分が経験してきたことの中にあるとは限りません。
    するとそのジャンルに対しても最低限の知識は必要になるし、

    つまづき悩んでいる時の、アドバイスの仕方やタイミングなどは、
    そのまま職場の若手のサポートにも応用できるのではないでしょうか。

    つまり、私と同じように職場では1平社員の人間でも、
    子育てを通じて「マネジメント」の経験と知見が得られ、

    知らず知らずのうちにパパさん自体も、成長しているという状況が生まれるのです。

    「若手を動かせ」を子育てに活かすまとめ

    さて、
    私が「若手を動かせ」から学んだ子育てへのヒントをまとめます。

  • 自分たちの価値観を押しつけず、子どもの「興味・関心」を正しく理解する
  • 子どもに目標(ゴール)を決めさせ、そこに到達できる道のりとその歩き方は一緒に考える
  • 途中まで、寄り添って歩いたら、半分くらいを目安にひとりだちさせる
  • 自分の若いころを考えてみても、
    もうすでに「俺の背中をみて学べ」の時代は終わっていたと思います。

    正しい(というか成功確率の高い)やり方を、
    教えたり一緒に考えたりしてあげるのが重要で、

    そこまでやったら登り方は、本人に任せる。

    失敗しても、そこから学べることがあるんだと、
    その時にサポートする。

    そんな心構えが、若手(子ども)を伸ばす秘訣なんだと思いました。

    こんな考え方が、
    悩めるパパさんの参考になれば幸いです。

    この記事は、
    中村トメ吉さんの著書「若手に動かせ」を、
    とーちゃんラボが独自の解釈で、子育てTIPSに変換したものですが、

    もともと、非常におもしろい「若手を育てるマネジメント」の本になります。
    本にご興味が生まれた方は、ぜひ書籍もご覧ください。

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